福岡県 築上町の「きいのこ山」に行ってきました。
- 標高:602m
- 距離:約3.5km
- 時間:約3時間
- 難易度:★★★★(やせ尾根に慣れた経験者向けの山です。鎖の支柱もグラグラです。)
山行ダイジェスト動画はこちら。


きいのこ山とは?
福岡県 築上町にある「きいのこ山」(標高602m)
城井ノ上城(きいのこじょう) 裏門展望台にあたります。
「城井ノ上城」は周りを岩壁に囲まれた宇都宮家の居城(山城)でした。
裏門から裏門展望台への道は、やせ尾根が続くので経験者向きです(自己責任の山)
きいのこ山 山行イメージ・感想
登山コース
今回は、宇都宮一族之碑付近にクルマを停めて、表門~裏門~裏門展望台~谷ルートで周回します。

実際に歩いたYAMAPのルートマップはこちら。
【きいのこ山】城井ノ上城 裏門展望台 / Maxさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
山行イメージ
クルマは、築上町の牧の原キャンプ場の近くにある宇都宮一族之碑付近に停めさせてもらいました。

まずは城井ノ上城址入口に向けて寒田林道(舗装路)を歩きます。

すぐに三丁弓の岩が見えてきます。
「射手三名おれば敵一兵も通さず」と言われた城井ノ上城の外備です。

岩にある窟に潜んで、上方から矢を射っていたのでしょうか?
約10分歩けば、城井ノ上城登り口です。

入口を進めば表門が現れます。自然の岩でできた城門です。

左側が崩落しているので注意。
深いところは約1mくらいの穴が空いています。
私は四つん這いで右側を這って歩きました。
しばらく歩くと城井ノ上城址です。

ここは主郭となった場所で岩壁に守られた広いスペースがあります。
城井ノ上神社にご挨拶してから裏門へと進みます。
だんだん本格的な山道になりやや急登のところもあります。

苔むした枯れ沢をすぎると、岩壁に囲まれた場所にでます。
岩壁には番人の穴とよばれる窟が数か所見受けれられます。

ここに潜んで侵入者を防いだのでしょうか?
ここから急登をロープや鎖で登れば裏門が見えてきます。
裏門付近にはオニユリのオレンジ色の花がキレイに咲いてました。

裏門上部は自然の岩橋があり、巨大な穴、門のように見えます。風もよく通ります。
岩橋の感じは大分の西京橋(仙人梁)に似ています。

裏門へは結構な角度の岩を登るのですが、鎖や岩を削ったステップがあるので大丈夫でした。

この裏門をくぐったあと、右に回り込み岩橋を進んでいきます。

ここから先の裏門展望台への登山道は、両側が断ち切れたやせ尾根が続き、頼りの鎖の支柱がグラグラになっていたり、抜けていたりと非常に危険です。
やせ尾根などに慣れた経験者向きの自己責任エリアになりますのでご注意ください。
支柱がグラグラしているので、鎖に体重などはかけずにゆっくり進んでいきます。

怖いところは四つん這いで進みました。というかほぼ四つん這いで進みました。

距離にすると100mくらいなのですが超怖かったです。
きいのこ山 山頂に近づくと焦げ臭いにおいが・・・木が焦げてました(落雷?)

山頂には城井ノ上城址裏門と書いた標識がありましが。
残念ながら「きいのこ山」の山頂標識はありませんでした。

山頂付近は少しスペースがあります。少し休憩してから下山しました。
スペースはあるのですが、風が強くてゆっくり落ち着くことはできませんでした。
下山は裏門付近まで戻り、谷を下りていきます。
途中にある砂防ダムでは、トンボ・タカハヤ・サワガニなどの生き物に出会えました。
舗装路に出ると、他城のイロハモミジと呼ばれる見事な枝振りの巨木があります。

林道を進めば宇都宮一族之碑の駐車場です。
今回登った「きいのこ山」は?
- 自然の岩壁を利用した山城に歴史ロマンを感じた!
- 裏門展望台へのやせ尾根は超怖い!(自己責任)
- 自然が豊かで、セミ・チョウ・トンボ・ハヤ・サワガニなどが見られた!
距離は短いけど中身の濃い登山になりました。
裏門以降は経験者向けのエリアになりますのでご注意ください!
山行動画
ルートはこちらのヤマレコのホームページでも確認できます。
山行動画はこちら。
その他の山行動画
その他山行の模様を記録したYouTube動画もあります。よかったら見てみてください!
(参考)使用アイテム紹介
今回の登山ではWORKMANトレッキングシューズ エンリルを使用しました。

ローカットのお手軽なトレッキングシューズ。
ソールが固くしっかりしているので岩場も快適。
また、5cm防水なので沢沿いルートも安心して歩けました。
税込3,500円と買いやすい価格なのも魅力です。
ミッドカットならサロモンなどのGORE-TEX採用モデルがおすすめ。


最後までお読みいただきありがとうございました!
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